この国では犬が

本と芝居とソフトウェア

2017 年上半期のふりかえり

2017 年の上半期をふりかえります。 まず年間目標を一つ一つレビューしてみて、必要なところでは転換できればと思います。 目標 : 月に 1 冊以上技術書を読む 上半期には、以下の 4 冊の技術書を読みました。 みんなのGo言語 M2M/IoTシステム入門 レガシーソ…

モダンアジャイルに対するざっくりした理解

『パターン指向リファクタリング入門』の著者である Joshua Kerievsky が昨年の Agile 2016 の基調講演で発表した、「モダンアジャイル」というコンセプトがあります。 modernagile.org InfoQ で紹介されていたり、 www.infoq.com 永和システムマネジメント…

スクラムで半年開発やってみた感想

開発者として、スクラムチームでの開発を去年の 8 月半ばから始めたのですが、この 1 月いっぱいでいったんチームから抜けるので、ざっくりざっくり感想をまとめてみます。 前提として、スクラムには 3 つの役割*1があり、それぞれの役割から見たとき、それ…

一年分の余暇をたっぷりつぎ込めば「できます」と言えるレベルになる

※独自研究(チラシの裏)です なにこれ 僕のこれまでの経験から帰納的に考えると、「一年分の余暇」を「ある活動」に「たっぷり」つぎ込めば、その活動を「できます」というレベルになれる、と言えそうです。 帰省から帰る新幹線の中であまりにも暇だったの…

2017 年の目標

2017 年の目標を立てます。 去年は抽象的な目標を立てましたが、今年は一転して具体的な目標を立ててみます。 月に 1 冊以上技術書を読む 月に 5 回以上演技クラスに通う 本は月 8 冊、観劇は月 6 回程度(まで)にする 毎月計画してふりかえる そうやってど…

2016 年のふりかえり

2016 年のふりかえりをします。 目標について 全力で走る 芝居 観る本数を増やしすぎた たくさん観て得たものは色々あった 俳優業もエンジンがかかってきた ソフトウェア 読んだ本 技術書 : 4 冊 チーム・組織・方法論についての本 : 19 冊 その他(技術読み…

ひとが生きるか生きないか

次の日曜に舞台に出るのだけれど、これが一回きりの公演で、震えている。 僕が所属する劇団は 20 年続いていて、年一回の本公演は基本的に(たぶん、すべて?)書き下ろしの脚本で、再演は一度もない。 今回も、書き下ろし。 よって、今年の台本で僕が演じる…

開発者とスクラムマスターを兼任するとつらいし成果も出ない(と思われる)

スクラムチームで開発者をやっていると、開発者としての振る舞いとスクラムマスターとしての振る舞いは違うな、ということを日々痛感します。 開発者をやっていると「スクラムマスターらしい振る舞い」ができない 8 月に認定スクラムマスター研修に参加して…

みんな死ぬ

理屈ではなく肌感覚で、みんなやがて死ぬのだということに支えられて、生きている今が美しいのだという感覚があって、でも肌感覚なのでこれ以上の説明ができないのだけれど、たしかにそういう感覚がある。 短く言うと、みんな死ぬ。 これを当座の座右の銘に…

世界

演劇も、結局、世界に愛してるよと言う方法の一つなのかも、という気がします。でも、今まで世界と呼んでいたものとこれとのあいだには少しずれがあって、この世界には人間がいる。いるし、必要。人間の集まりとしての世界に愛してるよと言うためのきわめて…

スクラムをやっているチームで育った子はスクラムをやらないチームでやっていけないのでは仮説

スクラムは、すべてを明らかにするフレームワークです。 スクラムに取り組むことで、何もかもがスクラムチームのもとに明らかになっていき、(プロダクト開発にまつわる)悩みや苦しみを個人で抱えこむといったことはとても少なくなります。*1 あ……、とは言…

会話の豊饒、そして会話がないことの豊饒『宮本武蔵(完全版)』@東京芸術劇場

ブログの体裁を変えてから演劇の話ばっかりですが、書きます。 東京芸術劇場で『宮本武蔵(完全版)』を観ました。 musashi-stage.themedia.jp 作・演出 : 前田司郎、出演 : 山田裕貴、矢崎広、遠藤雄弥、金子岳憲、鮎川桃果、大山雄史、山村崇子、内田慈、…

演劇の好きなところ : コミュニケーション、内臓、からだ、想像力

さかのぼること 1 年半前に演劇に出会ってしまって、以来観ているし、やってもいる。 ガンカンジャという漫画がある 話はまったく変わって、ガンカンジャという Web コミックがある。 www.lezhin.com たしか Facebook の広告で「感動の涙」みたいな雰囲気で…

ドローンは人殺しの道具か 『いま、ここにある武器』@シアター風姿花伝

シアター風姿花伝で『いま、ここにある武器』を観ました。 www.fuusikaden.com 作 : Joe Penhall、訳 : 小川絵梨子、演出 : 千葉哲也、出演 : 千葉哲也、那須佐代子、斉藤直樹、中嶋しゅう 日時 : 2016/8/13(土)19:00~(プレビュー公演)@シアター風姿花…

この国では犬が

ブログのデザインをもろもろ変更しました。 変更の理由 書いていなかった 今年に入ってから、あまりブログを書いていません。 以前は毎月、読書記録や観劇記録、さらに古の時代には短歌の記録などもつけていて、そこそこの頻度で書いていたのですが、あれ、…

近況

長いことブログを書いていないので、近況を書いてみます。 うた 最近やってない。 音楽も、短歌も。 看板を下ろすべきかもしれない。 看板を下して、気が向いたらまたやる。 鼻歌くらいはたまにする。 しばい やっている。 去年の 3 月に入った府中の劇団で…

ゲーム音楽作家を目指していた #私を構成する9枚

「私を構成する 9 枚」、なんかはてなブログで話題になっていて、最近めっきり音楽も聴かなくなって一度ふりかえってみるのも面白いかな……と思ったので、書いてみます。 すごく久しぶりにすごく音楽が聴きたくなって(前がいつだったか思い出せない)、びっ…

株式会社アプレッソでは丁寧なJava書いてくれるソフトウェアエンジニアを募集しています

僕が開発者として所属しているアプレッソでは、ソフトウェアエンジニアを絶賛募集中です。*1 事業は(少なくとも、僕が入った 2 年前からあとは)堅調に伸びていて、会社として、個人としてやりたいことも増える一方なのですが、採用活動がなかなか予定通り…

2016 年 1 月に読んだ本(内向型人間のすごい力、「じか」の思想 ほか)

前回の読書記録で、 量から質へ、さらっと読める本から歯ごたえのある本へ、またインプットからアウトプットへ、徐々に移行していきたいな〜と思っているので、この読書記録のつけ方も今後ちょっと変えるかもしれません。 なんてことを言っていましたが、今…

鑑賞記録 2016 年 1 月(書く女、夫婦 ほか)

新年は芝居が 4。 観た芝居 十一人の少年 東京乾電池、作 : 北村想 1/8(金)19:00~@ザ・スズナリ 東京乾電池「十一人の少年」。これも劇だ。こうやっても劇は成り立つんだ、こうやってもそこに真実が生まれるんだ、と驚かされる舞台でした。ホンは見事で…

スカラ祭 2016 2 日目 : Scala コミュニティはあります #ScalaMatsuri

ScalaMatsuri の 2 日目は、一日を通して行われるアンカンファレンスの題目を決める朝会から始まります。 アンカンファレンスというのは事前に登壇者や内容を決めず、参加者がテーマを持ち寄って、有志が発表したり、パネルディスカッションをしたり、議論を…

スカラ祭 2016 1 日目 : Scala を掘り下げたくなりました #ScalaMatsuri

この土日で開催されている ScalaMatsuri 2016 に参加しています。 http://scalamatsuri.org 日常業務ではほぼ 100% Java を使っていて、Java はそのエコシステムまで含めた総合力ではとてもナイスな言語だと思うのですが、どうしても他のよりモダンな言語に…

2016 年の目標

2016 年の目標を立てます。 2016 年の目標 2016 年になってから、実家でごろごろしたり、ごろごろしたり、ごろごろごろごろごろごろしたり、さすがにごろごろするのに飽きてちょっと散歩したり、フェリーと電車と新幹線を乗り継いで 10 時間かけて東京に戻っ…

2015 年 11 月~ 12 月に読んだ本(Soft Skills、究極の鍛錬、融けるデザイン ほか)

11 月から英語の本を読み始めたらガクンとペースが落ちてしまいました……。 ので、2 ヶ月まとめてお届けします。 終わってみれば、クリティカルヒットがバシバシ出て、すばらしい読書生活でした。 11 月~ 12 月のよかった本 Soft Skills Soft Skills: The So…

2015 年のふりかえり

2015 年のふりかえりをします。 部屋の掃除してたらちょうど一年前にちょっとだけつけてた日記が出てきて、読むとずいぶん遠くまで来た感じがする。一年でこんなに遠くまで来てしまうものだったかしら。— enk (@enk_enk) December 12, 2015 目標 年初に立て…

鑑賞記録 2015 年 8 月~12 月

どえらい久しぶりの鑑賞記録です。 9 月から、所属する劇団 *1 の稽古が土日祝昼夜の期間に入ったこともあって、たっぷりためてしまいました。 公演は、11 月に無事終えました。 3 月に始めて、当たり前ですが、まったく、まだまだです。 でも、面白かったと…

理想のポモドーロタイマー

こないだ読んだ『Soft Skills』に触発されて、ポモドーロ・テクニックを再開したのだけど、どうもタイマーに若干の不満がある。 いや不満というほどではないのだけれど、ちょっとした改善要望というか、「だったらいいのに」というところがいくつかある。 な…

『Soft Skills』はたしかにスゴい本だった。でも、何が?

ひげぽんさん(@HigeponJa)が 3 か月くらい前にブログで紹介して話題になっていた『Soft Skills』を読みました。 d.hatena.ne.jp 結果、たしかにこれはなかなかちょっと他にない本だな~と感じたので、改めて紹介します。 なぜスゴいと思ったのか まず、な…

ブログをマイナーチェンジしました

掲題の通り、ブログをマイナーチェンジしました。 変更点 以下変更点です。 タイトル 変更内容 「この国では犬がコードを書いています」から「この国では犬が」に変更 理由 コード以外も書いているから デザイン 変更内容 1 横幅を広くした 理由 コードを書…

京から江戸へ(あるいは島原の乱が再び起こったら) #ruraladvent

はじめに このエントリは「地方在住ITエンジニア(元・地方在住も可)Advent Calendar 2015」の 9 日目の記事です。 www.adventar.org また、「アプレッソ Advent Calendar 2015」の 9 日目の記事でもあります。 qiita.com この記事では、私が京都で働いた経…

JJUG CCC 2015 Fall とてもたのしかった! #jjug_ccc

久々に *1 Java の話。 JJUG CCC 2015 Fall に行ってきました。 JJUG CCC は朝の 10 時から、懇親会まで含めると 22 時までという地味にハードコアなイベントなのですが、初めてフル参加しました! 参加したセッション 参加したセッションは以下の通り。 key…

2015 年 10 月に読んだ本(『オン・ザ・ロード』はすごくよかった)

10 月は 14 冊。 最終週はまるっとサンフランシスコに行っていたので実質 3 週間、とするとペースは落ちていません。 でも、何となく最近、本を読むことがちょっと変わってきているような、変わりつつあるような、変えていきたいような……気がします。 本を読…

2015 年 9 月に読んだ本(緊張をとる、コンテンツの秘密、know ほか)

決して本ばかり読んでいるわけじゃない、ないはずなのですが。 9 月は 17 冊。 新しい Kindle Paperwhite が結構いいという話を聞いて、部屋のそこかしこに無造作に積まれた本を見るにつけ、ずっと嫌ってきたけどいよいよ電子書籍デビューかしら……などぼんや…

2015 年 8 月に読んだ本(唯脳論、アジャイルサムライ、嵐のピクニック ほか)

8 月は 18 冊。 なんだかペースが妙に安定しています。 しかし、ある程度数を読むとその中に抜群にいい本が何冊かやっぱりあって、良好です。 8 月のよかった本 唯脳論 唯脳論 (ちくま学芸文庫)作者: 養老孟司出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/10メデ…

2015 年 7 月~ 8 月短歌「永遠の散歩に出たい」

久々に短歌あります。 わたしたち生まれる前もここにいて学生だった 蠢く夏よ マームとジプシーの「cocoon」を観たから生まれたうたであるように感じられます。 あまりにも世界がうつくしいもので一秒ごとにしにそうになる このときはなってたんだと思います…

鑑賞記録 2015 年 7 月

7 月はあんまり観ませんでした。 芝居 3、映画 2! 芝居を始めたのは、すごいものを見て、いてもたってもいられなくて、とにかく傍観者じゃなくて何かしら当事者になりたくて始めたのだった、ということを思い出す。音楽も、プログラミングも、短歌も、もう…

2015 年 7 月に読んだ本(自殺しないための99の方法、聾の形 ほか)

7 月は 20 冊。 近所のゲオで漫画が借りられることに気付いたので、最近漫画を借りては漫画を借りてはやたらと読んでいます。 ので、漫画も記録してみることとします。 7 月のよかった本 自殺しないための99の方法 自殺しないための99の方法作者: 川崎昌平出…

年間 200 冊読む方法

いっぱい本を読んでいます。 しばらく前に会社の人にどうやったらいっぱい本が読めるのかみたいなことを聞かれたことがあって、そのときに答えた内容をちょっとまとめてみます。 会社の人に答えたものなので技術書の話が多いですが、技術書じゃなくてもだい…

2015 年 5 月~ 6 月に読んだ本

2 か月分のまとめです。 2 か月で、39 冊。 月20冊ペースで本買ってると家が右見ても左見ても本みたいな感じになってきてお前らいつの間にそんなに増えたんだよ的な恐怖を感じるしさすがにそのうち本に呑まれて死ぬのではという懸念もある。— enk (@enk_enk)…

鑑賞記録 2015 年 5 月~ 6 月(屋根裏、オールライト、わが星、cocoon ほか)

だいぶあいだがあいてしまいましたが、5 月から 6 月にかけて観た芝居とか映画とか展覧会とか。 芝居 13、映画 6、展覧会 1。 5 月~ 6 月に観た芝居 ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ コマンドエヌ「『ローゼンクランツとギルデンスターンは死ん…

ステージ 4 月 2015 年(ローザス「ドラミング」、安藤裕子 ほか)

もう 5 月も終わりますが、4 月、……は芝居をあんまり観ませんでした。(3 本) そのかわり、芝居以外が 4 本。 ので、というわけでもないのだけれど、今月はよかった舞台、ステージ、特に取り上げる 2 つともが非芝居です。 ので、タイトルは「ステージ」と…

第 3 回はてな題詠「短歌の目」5 月「窓という窓を開いて叫ぶなら」

序 2015 年 5 月の短歌の目は、ズザザッと滑り込みます。*1 tankanome.hateblo.jp 題詠 1. うぐいす 名にし負はばいざ言問はむこの春の花はいつ咲く庭のうぐいす 2. 窓 窓という窓を開いて叫ぶなら明日は真夏日 絶対にそう 3. 並ぶ 「一列に並ぶときれい」そ…

2015 年 4 月に読んだ本(それからはスープのことばかり考えて暮らした、演技と演出のレッスン ほか)

4 月もーよく読みーました。 17 冊。 4 月のトップ 2 それからはスープのことばかり考えて暮らした 『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』や『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。』に連なる、「タイトルが核心にして結論」シリーズ…

2015 年 4 月短歌「薔薇の蕾が意思を持つなら」

4 月はよい月でした。 人間には興味がなくてせわしない犬のことだけ見つめていたね って言われたい。 雨だから渋谷を歩く いま仮に薔薇の蕾が意思を持つなら 渋谷を歩くといつも雨なので渋谷を歩くと雨なのか雨だから渋谷を歩くのかわからなくなります。 川…

観劇 3 月(三人姉妹、十二夜 ほか)

3 月もたくさん観ました。 9 ほーん。 3 月のトップ 2 三人姉妹 KAAT×地点 共同制作作品第5弾 『三人姉妹』|KAAT 神奈川芸術劇場www.kaat.jp 作 : アントン・チェーホフ(訳:神西清)、演出 : 三浦基、出演 : 安部聡子、石田大、伊東沙保 、小河原康二、岸…

3 月に読んだ本(愛するということ、俳優のためのハンドブック、沈黙のWebマーケティング ほか)

3 月もよく読みました。 16 冊! 3 月のトップ 3 愛するということ作者: エーリッヒ・フロム,Erich Fromm,鈴木晶出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 1991/03/25メディア: 単行本購入: 33人 クリック: 227回この商品を含むブログ (119件) を見る 原題の「T…

3 月短歌

うたとしばいとソフトウェアの一柱がこちらになります。 大入を背負いし猫の棚に居り四方いずれか判然とせず ねこがいたんです。棚に。 あっ冬が始まる(ストーブ出さなきゃ)と思ったけれどいま何月だ 3 月でした。 ふうわりと花愛づるひと五分咲きのウクレ…

第 2 回はてな題詠「短歌の目」

序 2015 年の 4 月は、短歌の目から始まります。 tankanome.hateblo.jp 題詠 1.入 ねえきみは入道雲がこの街を食べ尽くすとこ想像できる? 2. 粉 粉モンに目がない彼は粉モンがあれば地獄の底も漁った 3. 新学期 新学期薫れる風の吹くみちをゆくヒヨコらの吹…

はてな題詠「短歌の目」3 月、好きな歌の紹介と自作の解説

序 今月も参加しました、短歌の目。 はてな題詠「短歌の目」3 月 - この国では犬がコードを書いています ふりかえりまでが短歌の目です。 好きな歌の紹介 まずは好きな歌の紹介からまいります! 帰宅路を一筋変えて夕焼けを眺め ついでにユニークキャプチャ …

観劇 2 月(ハムレット、マーキュリー・ファー ほか)

はじめに 1 月末からやたらめったら芝居を見ているので、記録をつけるようにしてみます。 これで読書、短歌と並んで月次コンテンツが 3 つになった。 2 月に読んだ本 - この国では犬がコードを書いています 2 月短歌 - この国では犬がコードを書いています …