この国では犬が

本と芝居とソフトウェア

2022年のふりかえり

ちょっと早いけど、今年をふりかえる。

やったこと

「今までの延長線上にない、なにか」をやる。

去年のふりかえりで、こう書いていた。うーん、なにかやっただろうか。

結婚した。Technical Product Managerになった*1。翻訳出版をした。ソロイベントで登壇した*2。1年で2回舞台に立った。

うーん、こんなとこ?

わかったこと

こうして振り返ってみて思うのは、「延長線上にないなにか」ってなんだ、てことだ。

どれも、今までの延長線上にも思える。考えてみれば当たり前で、なにか新しいことをしたつもりでいても、たいていは過去からの流れがあってそこに至っている。
突然結婚したわけじゃないし、TPMになったのもそういう動きを前からずっとやっていたからだし。翻訳は去年からずっとやっていたし、登壇自体は初めてじゃない。内容も翻訳絡みだし。年2回立つのは初めてだけど、舞台も初めてじゃない。

まあ、なんだかんだ色々やったから、あわせ技で十分新しかった、と言えなくもなさそうだけど。
ただ逆に言うと、これだけ色々やっていても、本当の意味で新しいことはなかったんだな、とも言える。

たまにジャンプした方がいいとは思う。

ぼちぼちいい年になってきて、自然の傾向(?)みたいなところとしても、なんとなくだんだん新しいことに取り組まなくなっていくような気がする。
でも、いわゆるconnecting the dotsみたいなことで、離れたところに点を打ったからこそ、後から美しい絵が見られる、みたいなことってあると思う。

なので、意識してちょっとジャンプするのって大事だと思うのだ。

次にやること

ただ、無理やり新しいことを作り出してやるってのもなんか違うな、と思う自分もいる。
今までは別にそんなことしてなかったわけだし。可能性に自分をひらいていただけ。

もう少しこのままでもいいのかなー。定点観測はしたい。来年、また何か新しいことができたか。年イチでチェックするのはいいだろう。

なんとなくだけど、社会にひらいていくのが次の新しいことという気はしている。
基本的に内向的というか、引きこもり気質というか、本質的に一人が好きみたいなところがあるんだけど、いやこの「本質的に一人が好き」っていうやつの解像度をもうちょっと上げてもいい頃合いなんだと思う。「本質的に一人が好き」だったら、こうやってブログ書いて公開したりしないと思うんですよね。だとしたら、の先に何か新しい可能性があるような気がしている。

*1:そもそも世の中的に広く合意された明確な定義がまだない役割だと思うけど、僕がやってるのはその中でもたぶん特殊で、基本ふつうのソフトウェアエンジニア、ただし事業の経営に片足の先を漬けておく、みたいな感じの役割

*2:登壇者が自分ひとりのイベントは初。今後も当面ない気がする😂 ちなみに30分喋ったのも初