新しい会社で新しい仕事を始めてから 2 ヶ月が経って、ちょっと落ち着いてきたので、今の仕事の仕方について書いてみる。
ポモドーロ・テクニック
ポモドーロ・テクニックという時間管理術というか、タスク管理手法というか、まあそういったものがある。
ごく単純化して説明すると、時間を「25 分の集中する時間」と「5 分の短い休憩時間」および「15 分の長い休憩時間」とに区切って、メリハリをつけて仕事をしよう的な考え方のことだ。割り込みの多い環境でも集中する時間を作りやすかったり、25 分ごとに取り組むタスクを見直すことから無駄な作業に時間を浪費しにくかったり、測定による現状の把握と継続的な改善にも適していたりといったメリットがある。あとタスク管理手法の一種である GTD とも相性がよい(と思われる。まじめに組み合わせてやってみたことはまだないけれど……)。
ポモドーロの始め方とか詳細とかについては先達がいっぱいいるので、ググってみてほしい。キーワードは「ポモドーロ・テクニック」で。単に「ポモドーロ」でググるとおいしそうなスパゲッティの画像がいっぱい出てきてお腹がすくので、注意されたい。「ポモドーロ」というのは「黄金のリンゴ(pomo d'oro)」、つまりトマトのことだ。冷やしトマトもうまい。
あと、本も出ている。
残念ながら、今 Amazon では在庫切れのようだけれど、ポモドーロやるなら買って損はない本だと思う。
Trello
Trello というタスク管理ツールというか、コラボレーションツールというか、まあそういったものがある。
『Joel on Software』の著者として、また Stack Overflow の共同設立者としても有名な Joel Spolsky というプログラマがいる。Trello は、その Joel が始めた Fog Creek Software というソフトウェアベンダーが運営している WEB サービスで、軽快な UI が特徴だ(と思う)。*1
これはいわば(特に少人数チームに適した)コラボレーションツールで、公式な紹介もそうなっている(Trello is an online collaboration tool)のだけれど、一方で、その軽快な UI ゆえに、個人的なタスク管理ツールとしてもかなり有用である。もちろん iPhone / iPad や Android 向けのアプリも用意されており、WEB 接続が可能な場所ならどこからでも、洗練された UI を通じてアクセスすることができる。
Trello の始め方とか運用とかについては先達がそこそこいるので、ググってみてほしい。キーワードは「trello」で。(いいプロダクト名だ)
ただ、Trello を始めるのは率直に言ってすごく簡単なので(Google のアカウントがあればユーザー登録もいらない)、別にググらずにいきなり始めてみるのもよいと思う。僕はそうした。(のちのち、うまい運用の仕方とかが知りたくて調べた)
続きます
という 2 つの手法・ツールを組み合わせた仕事の仕方について書いていたら、かなり長くなってしまったので、エントリを 3 つに分けることにする。この導入編と、ポモドーロの運用についてと、Trello の運用について(あと、まとめ)。
この続きは明日ポストします。明日は、ポモドーロの運用についてです。
追記(1/17)
続きをポストしました。
*1:僕が Joel を好きなばっかりに、この明らかに余分な段落と脚注が生まれた。