2014-09-30 9 月短歌 短歌 秋です。 最近二十ウン年生きてきてはじめて金木犀の匂いを認知したことが嬉しすぎて、毎日二軒隣の家の生け垣のところまで行ってフンフンして帰ってくるという犬みたいなことをしています。(本物の犬はたぶんそんなことしない) いぬといぬ以外との違いを見抜く眼を持つ人に生まれたかった 風と樹と海と家の灯とを全部重ね合わせたような夜だよ でも金木犀の歌とかはないです。 秋みたいなものを歌にしようとするとかえって難しいですよね。 「秋だよ。よかったねえ。以上」で全部伝わるっしょ、的な……。