ちょっと遅くなってしまったけれど、11 月に読んだ本。
11 月は、これまでの 2 ヶ月に比べると、読んだ本の数が半分くらいしかなかった。
でも、粒ぞろいだった。
11 月のトップ 3
How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント
- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/10/09
- メディア: 単行本
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グーグルでの働き方をグーグルの幹部が惜しげもなく公開してくれている本。
いち知識労働者として、ぜひこういう組織で働きたいと思うし、組織の成員の一人として、自分たちがつくっていく組織の理想形の一つ(少なくとも、それに近いもの)として考えたいとも思う。
一度読んだだけでは十分腹に落ちていないところも多いので、また時間を作って再読して、エッセンスを取り出してふだんの仕事にも活かしたいと考えている。
- 作者: サマセットモーム,William Somerset Maugham,金原瑞人
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/03/28
- メディア: 文庫
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酔うとすぐタクシーに乗りたがる友人が、最近読んで面白かったと言っていたので読んだ本。
魅力的なタイトル自体は高校の頃に聞いて強く印象に残っていたけれど、たまたまこれまで一度も読んだことがなかった。
読み始めてみるとスリリングな展開の連続で、ほとんど息をつく間もなく読み終えてしまった!
才能のお話であるところも、いかにも痛切でよい。
なおその日も友人はタクシーに乗って帰った。
- 作者: バートランドラッセル,Bertrand Russell,高村夏輝
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/03
- メディア: 文庫
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そろそろ哲学に入門するかと思って読み始めてみた本。
これまでにも哲学っぽい感じの本というか、哲学周辺の本というか、は色々と読んでいたのだけれど、「著名な哲学者が書いた哲学の本」をまだ一冊も読んだことがなくて、何となく哲学に入門できていない感じがしていた。
理想としては『純粋理性批判』とか『方法序説』とか『存在と時間』とか読めたらいいのだけれど、一応立ち読みを試みて、挫折しないの光がまったく差さなかったため断念したのちたどり着いたのがこの本。
結果として、以下の期待にカンペキに応えてくれたと思う。
- 著名な哲学者が書いた哲学の本を読みたい
- 予備知識もろくにないけど辞典とか使わずに通読したい
- 哲学史じゃなくて、一つの哲学的な立場の言わんとするところを(それなりにでも)ちゃんと理解したい
こうして並べてみると、すげーわがままな要求だ。
でも、この本は見事に応えてくれた。
その点で、『哲学入門』という邦題はとても適切だったと思う。(原題は "The Problems of Philosophy")
この題じゃなければ、たぶん手に取っていなかった。
読書メーター
2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2953ページ
ナイス数:26ナイス
月と六ペンス (新潮文庫)
読了日:11月2日 著者:サマセットモーム
How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメントの感想
めちゃんこ詰まっている。これが1800円なんて許されるのか!と感じる。もちろんすべての組織の理想形がGoogleってわけではないけれど、一つの参照点として多いに役立ちそう。
読了日:11月7日 著者:エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル
整形前夜 (講談社文庫)の感想
この人のエッセイを読むとだいたい「ああ、僕も生きてていいんだ」という感想に落ち着くのですが、この本では、いっちょ俺も世界のひみつを探求してみるかね……という気分にもなりました。
読了日:11月8日 著者:穂村弘
働き方は「自分」で決める (講談社文庫)
読了日:11月9日 著者:古市憲寿
僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない (PHP新書)
読了日:11月12日 著者:岡田斗司夫FREEex
異性 (河出文庫)の感想
「対人的スペース」の話があまりにも鋭く核心を突いていたので、うっかり泣きそうになりました。
読了日:11月14日 著者:角田光代,穂村弘
営業部はバカなのか (新潮新書)の感想
僕は開発部に所属していますが、営業してこ、と思える(より正確には、普段からそう思っていることを裏付けしてくれる)よい本だったと思います。
読了日:11月19日 著者:北澤孝太郎
なぜ生物時計は、あなたの生き方まで操っているのか?
読了日:11月22日 著者:ティル・レネベルク
夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった
読了日:11月23日 著者:谷川俊太郎
哲学入門 (ちくま学芸文庫)の感想
なるほど入門の名にふさわしく、丁寧な論理展開で、つまづくことなく読み終えられました。著者の主張をすべてそのまま受け入れることはしないにせよ、これから哲学に取り組んでいくにあたって、一つの確かな足場を得た思いです。
読了日:11月24日 著者:バートランドラッセル
いとしい (幻冬舎文庫)の感想
そういえば、小説というのはただおはなしというだけではなくて、世界のひみつの一端に触れさせてくれるものでもあった、ということを思い出す小説でした。
読了日:11月29日 著者:川上弘美
読書メーター
夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった。