年末年始休みだからいっちょ気合い入れて本でも読むかと思って読んでいる。
だいたいこういうときには多数の本を一気に読み始めてしまう。
今は知りたいことが多いから、一緒に読んでいる本も多い。
ビジネス/マーケティング
ブルー・オーシャン戦略
[新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する (Harvard Business Review Press)
- 作者: W・チャン・キム,レネ・モボルニュ,入山章栄,有賀裕子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/09/04
- メディア: 単行本
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こないだ読んですごくよかった『突破するデザイン』で引用されていたから読んでみる。
「戦略策定には実行手順を組み込める」という主張が特によい。
ブルー・オーシャン戦略では、策定と実行の連動性を重視している。大多数の企業ではこの両者を切り離しているかもしれないが、我々の研究によると、策定と実行が分断されてしまうと実行に時間がかかって効果も怪しくなり、機械的に手順を追うのがせいぜいである。
そうなのだ。
経営戦略、だいたいまともに実行されずに終わる。いかに戦略がよくても、まともに実行されなきゃなんの意味もないのだ。
キャズム
キャズム Ver.2 増補改訂版 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論
- 作者: ジェフリー・ムーア,川又政治
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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キャズム関連の主要な用語やその主張するところは聞きかじって知っているものの、この本を読んだことなかったのでこの機会に読む。
『エスケープ・ベロシティ』もそうだったけど、ジェフリー・ムーアの本は読みやすさと面白さが両立していてすごい。サクサク読めてしまう。
イノベーションへの解
イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press)
- 作者: クレイトン・クリステンセン,マイケル・レイナー,玉田俊平太,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2003/12/13
- メディア: 単行本
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『イノベーションのジレンマ』がめちゃくちゃ面白かったから、その続編ということで読む。
ジェフリー・ムーアの本とは対象的に、読むのに時間がかかる。それは論理の緻密さの裏返しでもあるので、がんばって読む。
INSPIRED
INSPIRED: How to Create Tech Products Customers Love (English Edition)
- 作者: Marty Cagan
- 出版社/メーカー: Wiley
- 発売日: 2017/11/20
- メディア: Kindle版
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初版は日本語で読んで、すごくよかった。
去年出た第 2 版も翻訳が進んでいるらしいのだけど、早く読みたいし旧版を一度読んだ本で英語の勉強にもちょうどいいかなと思って読む。
デザイン
Design Systems
Design Systems ―デジタルプロダクトのためのデザインシステム実践ガイド
- 作者: アラ・コルマトヴァ,佐藤伸哉,株式会社Bスプラウト
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2018/12/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近関わってる製品でデザインシステム構築したほうがいいんじゃないか説があって試行錯誤してるので、ちょうどいい本出てるやんけと思って買った。
まだ序盤だけど、かなりいい。最新の事例がビシバシ出てくるのもいいし、デザインシステムとはなにかの話をアレグザンダーのパタン・ランゲージの話から始めてしっかり積み上げてくれるところもいい。買ってよかった。
UIデザイナーのためのSketch入門&実践ガイド
UIデザイナーのためのSketch入門&実践ガイド 改訂第2版
- 作者: 吉竹遼
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2018/11/16
- メディア: 単行本
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Sketch は使ってないんだけど*1、巷のプロトタイピングツールはだいたい Sketch みたいなものと聞いたので買ってみた。
おおむね期待通り、Figma 触ってみてイマイチよくわからなかった用語とか概念が解説されていてよい。後半にはモダンな周辺ツールの紹介とか UI トレースのすすめみたいな章もあるっぽいので楽しみ。
プロとして恥ずかしくない 新・配色の大原則
- 作者: ヤマダジュンヤ,柘植ヒロポン,長井美樹,内村光一,永井弘人
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション(MdN)
- 発売日: 2016/07/01
- メディア: Kindle版
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最近会社でやってるデザイン教室(?)の課題図書。
読み進めていくと世の中のモノとか Web とかアプリとかの配色について言葉で説明できるようになっていくので、たいへん面白い。
IA Thinking
- 作者: 坂本貴史,宮崎綾子,長谷川恭久
- 出版社/メーカー: ワークスコーポレーション
- 発売日: 2011/03/29
- メディア: 単行本
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こちらも同様に課題図書。
仕事始めまでに読み終わって課題もやっといてねとのことだったので、安全策として実家への帰りの新幹線でさくっと読んでしまう予定。
About Face
About Face: The Essentials of Interaction Design
- 作者: Alan Cooper,Robert Reimann,David Cronin,Christopher Noessel
- 出版社/メーカー: Wiley
- 発売日: 2014/09/02
- メディア: ペーパーバック
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ゴール指向設計およびペルソナ・シナリオ法の父である Alan Cooper 御大の本。
旧版である About Face 3 は日本語版が出てるんだけど絶版で古本が高い。うっかり新版の翻訳出ないかなってずっと待ってたけど出る気配ないし、観念して英語で読む。
息抜き
イノベーション・オブ・ライフ
イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
- 作者: クレイトン・M・クリステンセン,ジェームズ・アルワース,カレン・ディロン,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: 単行本
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クレイトン・クリステンセン先生の本があまりにも面白かったので(そういえば去年読んだ『ジョブ理論』も面白かった)、最近敬遠してた人生指南(?)系の本だけど読んでみることにした。
まえがき(序講)に「今回も容赦はしねえ、理論で攻めるぜ」(意訳)みたいなこと書いてあるからワクワクしたものの、期待したようなキレッキレの論証とかはなくて、先生も人間なんだな~というあたたかい気持ちになりながら読んでいる。
Effective Java 第3版
- 作者: Joshua Bloch,柴田芳樹
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2018/10/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近ビジネスとかマーケティングとかデザインみたいな畑違いの本ばっかり読んでたせいか今日何となく(ようやく)買って読んでるEffective Java 第3版が完全に癒やしの書として機能している、癒やされる……。
— enk (@enk_enk) 2018年12月29日
そもそもコードが出てくる本という時点でかなりの癒やしなんだけど「Javaへの熱意が少し冷めた」とか「Builderは名前付きパラメータみたいなもの」とか書いてあって「2017年のJoshua Bloch」感も癒やし要素高い
— enk (@enk_enk) 2018年12月29日
ほか色々
このへんがメインで、合間に詩とか小説とか他気になった本とかをはさみながら読んでいくことになる。
予定。
まとめ
といった具合に、やたらめったら読む。
関連するジャンルの本を並行で読むと、似たようなことを言っているところ、少し切り込み方が違うところ、(極端な場合は)同じ事例を扱っているのに逆の主張をしているところとかが見つかって、自分の中での対話が捗る。
久々の感覚で、ちょっとたのしい。