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この国では犬が

本と芝居とソフトウェア

6 月短歌

短歌

最近短歌を始めました。

今はだいたいできたらすぐにツイッターにポストしてしまうのですが、こうやってまとめ直すのもよいかなという感じで再掲してみます。

発表順、一部改作してます。


  • 荒海を巡り飽いたるうをの尾を砂丘の夢が撫でますように

  • 盗み見て胸のあたりのこの辺にあいた穴から軽い耳鳴り

  • 段階きざはし相転移する束の間にうつくしいひとを見てしまった

  • すべりゆく東急電車の肩越しに美しい月を見てしまった

  • 驟雨あり母を亡くした子の心 それはわたしのこころではない

  • 渋谷駅の相転移するひとときに赤潮のあり バラの花あり

  • 渋谷駅の BIG ECHO の面前のイタリアントマト・カフェジュニアのまずいアイスキャラメル・ラテ

  • 北向きの窓に射し込む青空にひりんひりんの午後の不自由

  • 鈍角にかくされているみず色の無限遠なる未定義空間

  • 「みたされてたの?それだけで?」「なんだ、じゃあ」「そんなにうれしいことはないよね」

  • ああ今日も平和なりインターネット インターネット平和なり 寝る

  • 水底にあなたへつづくハイウェイの五千光年を指もて辿る

  • 歌人偉大なり 歌人偉大なり 歌人偉大なるほど哀しからずや

  • 背のたかい金の麒麟がノックする霜降月のうたのうたのうた

  • 夕焼けは「かなしいいろ」へ遷移する 「うつくしいいろ」から 目を離したら

  • 「そんなことかまってられない」と「そんなことにこそかまってくれ」と かなしい

  • 五月雨に逝く初夏の日を惜しむごと 桟の風鈴揺らすそを待つ

  • 「やあ、これはどうしたことだ」「あのときの、夏じゃないか」 二十七度めの


短歌、むずかしい……。

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